中国の四大古都として知られる風情に溢れた美しい街、南京には「鴨都(鴨=アヒルのこと)」という愛称まであるほどで、ごちそうと言えばとにかくアヒル料理が欠かせないのだそう。塩水鴨(鹽水鴨・盐水鸭)はそんなアヒルの街、南京で古くから愛されてきた伝統料理です。
本来は半羽〜一羽のアヒルで作るお料理ですが、今回は手軽に鶏もも肉で。アヒルを使った本場の味には劣りますが、八角や茴香(フェンネルシード)などが豊かに香るゆで鶏はなかなかのもの。スパイシーで異国情緒たっぷりな一品に仕上がりますよ。
材料と作り方
南京の名物料理をお手軽に!塩水鴨風のスパイシーゆで鶏
材料
鶏もも肉_2枚
長ネギの青い部分_1本分
しょうがスライス_2片分
シナモンスティック_1本
☆八角_1個
☆花椒_大さじ1
☆フェンネルシード_小さじ1
塩_大さじ1
水_1ℓ
白髪ネギやパクチーなどの薬味_お好みで
作り方
- 塩と☆のスパイスを鍋に入れ、塩がほんのり茶色に色づくまで弱火で炒める
- 1を鶏肉にすり込み、冷蔵庫で最低30分以上寝かせる
- 鍋に水と鶏肉、残りの材料を入れてから中火にかける
- 沸騰したら火を弱め、10分ほど弱火で茹でる(途中で上下を返すのを忘れずに)
- 火を止め、20〜30分ほどそのまま茹で汁の中に浸けておく
- 汁気を切って薄切りにすれば出来上がり。お好みで白髪ネギやパクチーなどを添え、茹で汁をかけていただきましょう
ポイント
- 塩水鴨に使われるスパイスはさまざまで、この他に丁子(クローブ)やにんにく、またローリエなどを加えることも。スパイスを揃えるのが大変なら、市販の五香粉で代用してもいいかもしれませんね。