ジョージの好物ズッキーニマフィン

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おさるのジョージ|ジョージも大好き!ズッキーニマフィン

今回再現するのは、おさるのジョージが大好きなズッキーニの入ったマフィン。マフィンにズッキーニ?と思うかもしれませんが、黒糖とくるみ入りのマフィンは食べやすく優しい味です。

材料を混ぜたら焼くだけと、簡単に作れるのもポイント。朝食やおやつにぴったりですよ。

ジョージの好物・ズッキーニマフィンとは

アメリカでは定番!お野菜入りのヘルシーマフィン

つやつやのズッキーニ

今回再現するズッキーニマフィンは、アニメ『おさるのジョージ』のシーズン10第2話『しむー(原題:Curious George Goes to the Dentist)』に登場するジョージの大好物。

ジョージと一緒に住んでいる「黄色い帽子のおじさん」手作りのマフィンは、焼きたてほかほかでとても美味しそう。

歯の痛いジョージは朝ごはんに食べられませんでしたが、エピソードのラストで歯の治療後、歯医者さんもおじさんもみんなでズッキーニマフィンを食べている姿は印象的でした。

ところでジョージが住むアメリカでは、昔からキャロットケーキやパンプキンパイなどの野菜を使ったお菓子が愛されています。

お菓子に加えるヘルシーな素材としてズッキーニも例外ではなく、パウンドケーキ型で焼いたズッキーニブレッドや、今回のマフィンも定番的な存在。

ズッキーニブレッド記念日なんてものまであったりして、広く親しまれていることが伝わってきますね。

参考:https://pbswisconsin.org/episode/curious-george-george-s-sleepover-curious-george-goes-to-the-dentist/

材料・調理法の考察

焼きたてのマフィン

お菓子作りの際にはバターをクリーム状になるまで練ったり、砂糖や卵を何回にも分けて加えて混ぜたり等の工程を経るのも普通だと思いますが、アメリカのご家庭で作られるマフィンって、とにかく余計な手間をかけずぱぱっと作るのが基本。

粉をふるうことくらいはしますが、基本的には材料を混ぜたら焼くだけで作れるものがほとんどです。

特別な時に食べるお菓子ではなく朝食の定番メニューなので、「手近にある材料を使って、コツなしですぐ作れるもの」という位置付けなんですね。

テーブルの上のマフィンとコーヒー

朝食のパンやパンケーキ代わりに食べるものですから、意外にバターこってり味じゃないのも特徴的。

焼き菓子=バターたっぷりと思いがちですが、ジョージの住むアメリカのレシピでは植物オイルを使って軽く仕上げるタイプもよく見かけます。

なので、今回のマフィンもサラダ油を使ってお手軽に。

粉末の黒砂糖

あとは甘さと香り付け。ジョージの保護者的存在「黄色い帽子のおじさん」のご職業は博物館の学芸員のようですし、健康志向も強そうなのでブラウンシュガーもしくは黒砂糖をミックスして甘さは控えめに。

香り付けには、お野菜系のマフィンでもオーソドックスなシナモンとナツメグを選びましょう。

なお、マフィンを焼く際には金属やシリコン製のマフィン型と、生地を流し込むグラシン紙が必要ですが、自立式のマフィンカップがあればカップのみで焼けます。

生地を流し込んでも形が崩れないし、柄もかわいいものが多いので、たまに作るなら自立式のカップで十分。

そうそう、ジョージも好きなカリカリ食感のナッツも忘れずプラスして……。レシピの組み立て出来上がり。

さあ、さっそく作っていきましょう。

参考:https://osarunogeorge.jp/about.html#about

ズッキーニマフィンを作ってみよう

半分に割ったズッキーニマフィン

おさるのジョージ|ジョージも大好き!ズッキーニマフィン

材料(φ70×30mmのマフィンカップ約9個分)

  • ズッキーニ_1本(180g程度)

  • 薄力粉_180g

  • サラダ油_50ml

  • グラニュー糖_40g

  • ブラウンシュガーもしくは黒砂糖_30g

  • くるみ_1/2カップ

  • ヨーグルト_1/2カップ

  • 卵_1個(卵・ヨーグルトは室温に戻しておくと膨らみが良くなります)

  • ベーキングパウダー_小さじ1

  • 重曹_小さじ1/2

  • 塩_小さじ1/4

  • シナモン_4-5振り

  • ナツメグ_4-5振り

作り方

  • オーブンは180℃で予熱しておく
  • ズッキーニはチーズおろしなどで千切り状にし、くるみも細かく砕いておく
  • 薄力粉・ベーキングパウダー・重曹・ナツメグ・シナモンは合わせてふるっておく
  • 大きめのボウルに卵と砂糖・塩・ヨーグルト・サラダ油を入れて混ぜ、キャラメル状になったらズッキーニも加えてさらに混ぜる
  • 3の粉類とくるみを加え、ヘラなどで粉っぽさがなくなるまで大きく混ぜる
  • マフィン型に生地を流し、オーブンの中段で20分ほど焼けばできあがり(表面は焼いている間に整うため、平らにならす必要なし)

ポイント

  • 水分の多いズッキーニが入るので、マフィンを膨らませるためベーキングパウダーの他に重曹も必要です。重曹独特の味や匂いはどうしても残りますから、重曹のアルカリを中和してくれるヨーグルトは必須。また、シナモンとナツメグのようなスパイスも省略せず加えるのがおすすめです。
  • 野菜入りで水分量多めなため、保存するなら冷蔵庫もしくは冷凍庫が安心です。

食後のヒトコト

皿に乗せたズッキーニマフィン

おろしたズッキーニのおかげで、生地がふんわりソフトな感じ。くるみの食感もいいアクセントになっています。

半分に割るとズッキーニの緑が顔を出しますが、シナモンと黒砂糖の香りでズッキーニの匂いはほぼ感じられません。

ジョージのようにお野菜好きな子はもちろん、野菜が苦手なお子さんでも食べやすそう。

クセのない優しい味でコーヒーはもちろん、ミルクとも相性抜群でとっても美味しい!

サラダ油使用で固くなりにくく冷凍保存もできるので、朝食やおやつ用にたくさん作っておくのもいいかもしれませんね。

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  • この記事を書いた人

宵闇

作者の心情や時代背景などを頭でっかちに考察しつつ、物語や歴史に登場する料理を作っています。お仕事のご依頼等については、お問い合わせフォームもしくはinfo@saigengohan.comよりどうぞ。

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