異世界を味わうシリーズ①ファンタジー作品好きにおすすめのカフェ・レストラン10選

世界観の構築にうるさい再現料理マニアが、ファンタジックな空間で食事やお茶を楽しめる東京近郊のカフェやレストランをご紹介。

メイドカフェに代表される接客メインのお店ではなく、非日常感のある内装や料理に力を入れているカフェやレストランをセレクトしています。

魔法がかかったような空間で、物語の主人公気分を味わいたい方におすすめです。

ファンタジー作品好きにおすすめのカフェ・レストラン10選

ティル・ナ・ノーグ｜東銀座

東銀座にある「ティル・ナ・ノーグ」は、妖精の住む世界がテーマのファンタジックなカフェバー。

鋼鉄製の妖精たちが舞う幻想的な空間の中、カクテルやお料理をいただけます。

こだわりの自家製シロップを用いたカクテルは、モクテルメニューも豊富。ノンアルコールメニューが揃ったバーをお探しの方にもおすすめです。

お酒が苦手な人でも気兼ねなく楽しめるのはいいですね。

and people ginza｜銀座

「and people ginza（アンドピープルギンザ）」に一歩足を踏み入れれば、そこは満天の星空が広がる夜の世界。

4K画質のプロジェクションマッピングで天井いっぱいに星々が映し出される店内は、異国情緒あふれるインテリアも素敵です。

参照：https://www.andpeople.co.jp/#media

プラネタリウムが特徴的なメインフロアのほか、キャンドルの灯りがゆらめく落ち着いた「キャンドルフロア」、少人数でゆったりと寛げる「スタールーム」も。

コンセプトの異なる3タイプの空間が用意されているため、人数や雰囲気に合わせてお部屋を選べるのもポイントです。

海と宇宙と鉱物とカフェ Andart｜御徒町

仲御徒町にある「海と宇宙と鉱物とカフェ Andart（アンダート）」は、ジュエリー制作者さんがオーナーの小さなギャラリーカフェ。

その月の誕生石をモチーフにした「誕生石のパルフェ」や、雨雲のようなわたあめにソーダを注いでいただく「雨の日限定のソーダ水：ペトリコール」など、鉱石好き・理科趣味の方ならずとも心ときめいてしまうメニューが満載です。

営業日は基本的に金・土・日のみで、80分の完全予約制とのこと。

予約の際にはセットメニューの注文が必要となるため、その点にはご注意くださいね。

カフェ ラ・ボエム ペントハウス｜白金台

ヨーロッパの貴族のような壮麗さを味わうなら、白金台にある一軒家レストラン「カフェ ラ・ボエム ペントハウス（旧 ステラートサパークラブ）」は外せません。

貴族の邸宅のようなこちらの大きな特徴は、何といっても「オランジェリー（ガラスの大温室）」を模したダイニングルームで本格的なフレンチをいただけること。

参照：https://stellato.jp/gallery/

貴族たちの社交場として宮殿や邸宅には欠かせない存在だったガラス張りの温室は、昼はさんさんと差し込む陽光に溢れ、夜にはシャンデリアが煌めく贅沢な空間。

アフタヌーンティープランも用意されているため、午後のひとときを優雅に過ごしたい方にもおすすめです

参照：https://stellato.jp/gallery/

御殿山パペルブルグ｜八王子

コーヒーの名店・ポプラ館の系譜を受け継ぎ「パペル（ポプラ）ブルグ（城）」と名付けられたこちらは、童話に登場する魔女の館のような趣きが印象的。

蔦で覆われたエントランスに壁面いっぱいに描かれたフレスコ画、エナメル絵付けのステンドグラスにタペストリーと、中世の気分を感じる装飾がそこかしこに。

アンティーク好きにはたまらない空間でしょう。

サイフォンで淹れる自家焙煎の香り高いコーヒーはもちろん、それを引き立てるスイーツも美しく抜かりなし。

茶器やサイフォンの意匠にもこだわられているため、心ゆくまで琥珀色の世界に浸れます。

古城の国のアリス｜池袋

「古城の国のアリス」は、不思議の国のアリスの世界観をテーマにしたレストラン「絵本の国のアリス」の姉妹店。

物語に登場するハートのクイーンのお城がメインテーマになっており、ゴージャスな雰囲気を味わえます。

トランプ兵が塗っていたバラを思わせるカプレーゼや、チェシャ猫モチーフのラグーソースパスタなどのお料理も遊び心があり、まさに絵本の世界に迷い込んだよう。

アフタヌーンティープランも用意されているため、三月うさぎのお茶会気分でティーパーティーを楽しむ……なんていうのもいいですね。

CHAMBER OF RAVEN｜荻窪

RPGのような剣と魔法に満ちたファンタジー世界を体感するなら、「CHAMBER OF RAVEN（チェンバーオブレイヴン）」も要チェック。スクエアエニックスの元社員さんがオーナーを務めているだけあり、世界観の構築には余念がありません。

吹き抜けの天井まで届く書棚には革の装丁を施した蔵書がぎっしりと並び、骨格標本や珍しい調度品の数々が配された部屋は錬金術師のそれのよう。

冒険者が集う場所での飲み物に相応わしい、魔法薬の瓶をイメージしたオリジナルデザインのスーベニアボトル付きドリンクも。

魔法にかけられた時間は、お家に帰ってからも続きそうです。

銀座 水響亭｜銀座

海の底のような青い世界に浸るなら、銀座の並木通りにある「銀座 水響亭」はおすすめ。

数多くのドラマの撮影にも使われたこともある店内の通路には、プロジェクションマッピングで映し出された泳ぎ交う魚たちの姿が。

大きなアクアリウムを備えたバーラウンジにはスワロフスキーのシャンデリアが煌めき、水の流れるガラス床を備えた個室では、水中に浮かんでいるような気分でお食事を楽しめます。

参照：https://www.dynac-japan.com/shop/suikyoutei/ginza/photos/

国産にこだわり、厳選素材で作られたお食事も本格的。海中でのお食事気分を味わえるシーフードプラッターのほか、赤ワインでじっくりと煮込んだ黒毛和牛のビーフシチューもとろけるよう。

水底を漂う人魚の気分で、静かなひとときをぜひどうぞ。

参照：https://www.dynac-japan.com/shop/suikyoutei/ginza/photos/

ヴァンパイアカフェ｜銀座

重厚感のあるダークな世界観がお好みなら、吸血鬼の貴族・ローズ伯爵のゴシックな館「ヴァンパイアカフェ」を訪れましょう。

真紅と黒に彩られたお屋敷では、美しいバラを象ったサーモンとアボカドのサラダ「闇の者を呼び覚ます復活の儀式」に、ハーブの香りをまとったローストチキン「反逆者を裁く悲劇の火炙り刑」などのお料理をいただけます。

吸血鬼の館でいただくのに相応しいお料理の数々に舌鼓を打っていると、お屋敷の主・ローズ伯爵がお出ましになることも……？

なお、ローズ伯爵は休日でいらっしゃらないこともあるそう。不在日についてはあらかじめ公式Twitterでご確認くださいね。

エセルの中庭｜高円寺

『中庭のエセル』なる物語をベースにした喫茶室「エセルの中庭」は、孤独を抱えた少女・エセルが心の中に作り上げた空想の世界がコンセプト。

彼女が幼少期を過ごした庭園の風景と現実の世界が混ざり合う空間は、鉱石の陳列棚や蓄音器、古ぼけた木馬などの間を縫うように草木が繁る幻想的な世界。

ほのかなセピア色の照明が照らす店内では、時折少女による詩の朗読が流れ、否が応でもノスタルジックな物語の世界に引き込まれていきます。

メニューブックにも物語が綴られ、名物である毒りんご紅茶のほか、一つ一つの飲み物やお料理にバックストーリーがあるのも魅力的。

同じ館内の2階にある私語厳禁の喫茶室「アール座読書館」とともに、読書好きなら一度は訪れたい静謐さに満ちた空間です。

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