1985年の10月26日は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するタイムマシン・デロリアンでのタイムトラベルが成功した日。

この日にちなんで再現するのはシリーズ2作目のタイムトラベル先、2015年の世界で目にする未来のピザです。

2015年のマクフライ家で目にする未来のピザとは

ピザハット製「脱水加工ピザ」はサラミとピーマンのハーフ&ハーフタイプ

今回再現するピザが登場するのは主人公のマーティ・マクフライ少年が未来の自分の息子の危機を救うべく向かう、30年後の世界でのこと。

手違いから一緒にタイムトラベルをしたガールフレンド・ジェニファーが未来のマクフライ家に送り届けられてしまう……という事態が起きるのですが、ピザはそのマクフライ家の夕食として出されています。

調理シーンも未来感たっぷり。アルミパックされた小さな「Dehydrated pizza（脱水加工済みピザ）」を電子レンジのような機械・ハイドレイターにかけると、ものの数秒で通常サイズのピザが完成！　という流れがユニークでした。

ちなみにパック詰めされたミニサイズピザのメーカーは、宅配ピザで有名なピザハット。

映画でピザ作成と監修を行なっていたのがピザハットなので、未来ピザのメーカーとしてばっちり登場しているというわけ。

作中で未来とされていた2015年も過去のことになりましたが、今も変わらず有名なメーカーの名前を目にすると、なんだかちょっとテンション上がりますね。

材料の考察

マクフライ家で食べられていたピザは厚めナポリタイプの生地の半分にサラミソーセージ、もう半分にピーマンを載せたもの。

単品の具を載せたハーフ&ハーフタイプは珍しい気もしますが、いたってシンプルな感じです。

となると、今回ポイントになるのはソース。

映画に登場するピザはスポンサーでもあったピザハットが監修しているため、ソースはピザハットのレシピを参考にしたいところです。

基本の材料はピザハット公式の原材料リストに記載されているため、まずはこちらを確認。

ベーシックなピザソースは「Natural Pizza Sauce（ナチュラルピザソース）」なので、ここから材料をリストアップすると以下のような感じに。

トマトペースト
水
塩
スパイス類
ガーリックパウダー
クエン酸

クエン酸についてはレモン果汁を使えば良いので問題なし。その他もごく一般的な材料です。

問題は使われているスパイス類（ハーブ類）ですね。

調合されているハーブなどについては企業秘密ですから、詳細はもちろん公開されていません。

ただ上記の記事を読むと、全世界で使用されている統一のソースはオレガノを使用し酸味の効いたタイプであること、ハーブ類は粉砕せず使っていることが分かります。

それともう一つ。世界中のピザハットファンがソースの味を再現するべくレシピを公開しているため、こちらもいくつか参考にしてレシピを組み立てていきましょう。

加水処理後の未来ピザを作ってみよう