3月に入り春めいてきた本日の夕食は、その名の通り春にぴったりな「Spaghetti Primavera/Pasta Primavera(スパゲティ・プリマヴェーラ/パスタ・プリマベーラ)」。
名前からイタリア発祥のように思えるこちらですが、実は1970年代後半のアメリカ生まれ。
トレンドグルメとして取り上げられた後、爆発的に流行って広まったらしく、80年代には普及しすぎてどんな小さなイタリア料理店にもある平凡なメニュー……という扱いになるほどだったそうです。
このパスタ料理の発案者が誰であるかについては諸説あるものの、知名度を押し上げたのは、マンハッタンにかつてあった有名フレンチレストラン「Le Cirque(ル・シルク)」本店のスパゲティ・プリマヴェーラの存在が大きいよう。
今日は流行の担い手となったル・シルクのレシピをベースにしつつ、バターやクリームを使わず軽めにアレンジ。菜の花も加えて日本の春を感じられるよう仕上げました。
なお「参考」のリンクからは、ニューヨークタイムズに掲載された当時のレシピも見られます。
ル・シルクオリジナルのパスタ・プリマヴェーラに挑戦されたい方は、そちらもぜひどうぞ。
http://lecirque.com/history
材料と作り方
70年代アメリカの流行グルメ|スパゲティ・プリマヴェーラ
材料(2人分)
- ソース用
ブロッコリー_1/4株
菜の花_1/2束
いんげん_4-5本
アスパラガス_3-4本
マッシュルーム_3-4個
パセリ_1枝
にんにく_1片
パルメザンチーズ_30g程度
カットトマト_大さじ3
オリーブオイル_大さじ2
ドライバジル_小さじ1/4
チリペッパー_2-3振り
塩こしょう_適量
- パスタ用
スパゲティ_200g程度
水_2L
塩_小さじ2
作り方
- ブロッコリーは小房に分け、アスパラは2-3cm程度の斜め切り。いんげん・菜の花も同じくらいの長さにカットしておく
- 大きな鍋などに湯を沸かし、パッケージの表示より1分ほど短めの時間でスパゲティを茹ではじめる(パスタの茹で汁はソースに使うため、捨てずに置いておく)
- フライパンでオリーブオイルを温め、みじん切りにしたパセリとにんにく、バジルとチリペッパーも加えて中火で炒める
- 香りが出たらマッシュルームとトマトを入れて2分ほど炒め、1の野菜も加えてさらに4分ほど炒める
- おたま2杯分(100ml程度)の茹で汁とすりおろしたチーズを入れ、チーズが溶けたらスパゲティを加えてよく和える
- 塩こしょうで味を整えたら完成。お好みでさらにチーズを振りかけて召し上がれ