本日のスープは、パンが入ったトスカーナの野菜スープ「Ribollita(リボリータ)」。
「再度煮込んだ」という意味のこのスープは、もともとは固くなったパンを美味しく食べるための農民料理です。
煮込むほどに味が出るカーボロネロ(黒キャベツ)やスイスチャード(フダンソウ)が主役のこちらは、名前通り何度も煮返すことで味が良くなるそう。他にもインゲン豆や玉ねぎ・にんじん・キャベツ・セロリなど、野菜たっぷりで栄養も食べ応えもあります。
本来はパンを加えた後、最低1晩置いてからいただく料理との話ですが、今日はさっと煮込む時短アレンジで。
カーボロネロやスイスチャードがあれば加えたいところですが、ほうれん草や小松菜で代用しても美味しくいただけますよ。
材料と作り方
パンを使ったトスカーナの野菜スープ|リボリータ
材料(2-3人分)
フランスパンなどのハードブレッド_1/4本(100g程度)
乾燥白インゲン豆_1/2カップ
ほうれん草もしくは小松菜_2-3株
キャベツ_1/4個
玉ねぎ_1/2個
にんじん_1/2本
セロリ_1/2本
トマトピューレ_1/2缶
オリーブオイル_大さじ1/2
タイム_2つまみ
塩_ひとつまみ
こしょう_適量
パルメザンチーズ_お好みで
作り方
- インゲン豆は1時間以上水に浸し、たっぷりの水とオリーブオイルを加え、弱火で1時間ほど茹でておく(煮汁もスープに加えるため、捨てずに取っておく)
- パンはスライスし、両面をこんがりトーストして一口大に割っておく
- キャベツやほうれん草はざく切り、玉ねぎはみじん切り、にんじん・セロリは角切りにしておく
- 深鍋でオリーブオイルを熱し、玉ねぎ・にんじん・セロリを中火で5分ほど炒める
- キャベツを加えてさらに5分炒めたら、トマトピューレ・タイム・塩を加えてひと混ぜする
- 具材がしっかり被る程度の水を加え、中火にかける
- 沸騰したらアクをすくい、弱火に落として20分ほど煮る
- インゲン豆を煮汁ごと加え、さらに20分ほど煮る
- ほうれん草とパンを加えて5分ほど煮て、塩こしょうで味を整えたら出来上がり。お好みで削ったパルメザンチーズを振りかけて召し上がれ