ルフィの大好物といえばこれ、「骨のついた肉のやつ」。大きな大きな骨付き肉のローストですね。

豪快にかぶりつけば、麦わらの一味気分を味わえること間違いなし。オーブン料理なので時間はかかりますが、骨付きチキンを使えば作り方は意外に簡単。人の集まるクリスマスパーティーやお正月のごちそうにもおすすめです。

ルフィの好物・骨付き肉とは

作中にたびたび登場し、ルフィが豪快にかぶりついている骨付き肉。

ひと抱えもありそうなビッグサイズの骨付き肉のグリルは、いわゆる「マンガ肉」というやつですね。

骨付き肉については、なんとあのサンジさんが書いたという公式の料理本でも紹介されている定番料理。

ワンピースのファンはもちろん、それほど詳しくない人でも肉の塊に食らいついているルフィの姿はもはやおなじみかもしれません。

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ルフィの大好物を再現するにあたり、まずはじめに確認しておきたい点がひとつ。

それは、マンガ肉のような形をした肉の部位は現実には存在しないということ。

豚や牛の脚であれば骨付きの大きな肉はあるものの、マンガ肉のように太く大きな骨のまわりに均一に肉が付いている……なんてことはありません。

マンガ肉のような形に加工すること自体はできるかもしれませんが、無駄に肉を細かくしてしまうので、上の写真の骨付きハムのような形に切り出すのが一般的でしょう。

ワンピースの世界なら切るだけでマンガ肉のような形になる動物もいそうですが、現実世界で再現するなら一工夫する必要あり。

ならば、組み合わせて作ってしまおう。

公式の料理本のように、ひき肉のハンバーグで骨付き肉を覆う方法もいいのですが、ここはより簡単に。

できるだけ大きな骨付きの鶏もも肉を2本買ってきて重ね合わせ、1つの大きな肉の塊を作ります。それに、豚の薄切り肉などをぐるぐる巻きつければベースは完成。

チキンの周りを肉で巻けばさらに大きくボリュームが出ますし、ルフィが豪快に引きちぎっていた「肉！！」という感じの繊維感も出せるはず。

あとは味付け。

ワンピース世界では洋風の料理はもちろん、おにぎりやいなり寿司など和風の料理も当たり前に浸透している様子。

タレは私たちの世界で一般的に使われる調味料で作って問題なさそうなので、肉汁を活かしたグレイビーソースを、しょうゆの風味で作りましょうか。

骨付き肉で鶏の丸焼きを作ってみよう

ローストチキンの準備
鶏もも肉は皮目をフォークでまんべんなく刺して塩こしょうをすり込み、1時間ほど置いて常温に戻しておく
オーブンは120℃で予熱しておく
骨が両端に来るよう2枚の鶏肉を重ね合わせ、肉に丸みが出るよう整えながら豚バラスライスを巻きつける
オーブンペーパーを敷いた天板に肉を乗せ、オーブンの中段でまず1時間、裏に返して1時間ほど焼く（天板内の肉汁はグレイビーソースに使うため、捨てずそのままで）
グレイビーソースの準備
天板内の肉汁を小鍋などに移し、ソースの材料も全て加える
弱火で煮詰め、とろみがつけばソースの出来上がり
仕上げ
オーブンの温度を250℃に上げ、肉の表面に少量のグレイビーソースを塗って10分ほど焼く
レタスを敷いた皿に盛り付け、まわりにカットした野菜やフルーツなどお好みの具材を散りばめれば完成。そのままかぶりつくもよし、仲間と一緒に切り分けながらいただくのもよしです

肉汁のうま味が溶け込んだグレイビーソースをかけた骨付き肉は、ローストした鶏のうま味に、甘みのある豚の脂のコクが加わって素晴らしいお味……。

2枚の肉を重ね合わせているため火が入るのに時間はかかりましたが、低温でローストしたチキンのジューシーさは格別ですね。

鶏肉のローストだけでも、豚の焼き肉だけでも出ない味のハーモニーが素晴らしい。

海賊たちのごちそう、サルマガンディ風に盛り付けた野菜やフルーツを間につまめば、ワイルドな気分も味わえそうです。

豪快な盛り合わせで、クリスマスパーティーやお正月のお祝いなどにもぴったり。

麦わら海賊団のようにわいわい盛り上がりながら、もりもり食べてくださいね！