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スター・ウォーズシリーズ|バタフライピーのブルーミルク

今回再現するのは、スター・ウォーズに登場する銀河系で最も有名な飲み物「ブルーミルク」。

多くのシリーズ作品に登場するアイコニックな飲み物を、天然の青色が美しいバタフライピーのお茶で作ってみましょう。

スター・ウォーズを代表する青色の飲み物とは

銀河系の定番!鮮やかな青色のバンサミルク

スター・ウォーズを代表する飲料というと真っ先に名前が挙がるのが、この「ブルーミルク」。惑星タトゥイーンをはじめ、数多くの星で飼育されている草食動物・バンサからとれるミルクです。

オリジナルトリロジーの第1作目『エピソード4/新たなる希望』で主人公のルークが養父たちと飲んでいるのを確認できるほか、『エピソード2/クローンの攻撃』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にも登場。

コミックやアニメ作品などにもしばしば登場しており、銀河系のポピュラーな飲み物として描かれていることがよく分かります。

劇中で印象的に登場するほか、公式サイトでは「地球版」レシピの紹介も。

また、アメリカのディズニーパークにあるスター・ウォーズのテーマランドでは、ブルーミルクをドリンクとして味わうこともできるんだそうですよ。

参考:https://www.starwars.com/news/star-wars-galaxys-edge-food-beverages

材料の考察

公式では牛乳に青色の食用色素を加えたレシピが紹介されていますが、劇中のブルーミルクは「ミルクや食肉用、また騎乗用として飼育されている草食動物・バンサの乳汁」という設定です。

地球上の動物ですし、初乳に限ったことではあるものの、パンダの母乳は主食であるササの色素により薄緑色をしているとの話。

となるとバンサのミルクが青色なのも、食べる草などに由来すると考えるのが自然な気がします。

食べている草に影響される可能性があるなら、やはり青色は天然の色素から出すのがそれっぽいなあと。

基本的には草食のようですが、ドラマ『ボバ・フェット』では肉を食べる姿も。食物の少ない環境で草食獣が肉を食べるのは地球でもあるため、バンサも同じなのでしょう。

青色が出る天然の色素で牛乳に合いそうなものというと、候補はやはりこれ。

青いドリンクやお菓子の材料としてポピュラーになってきた、バタフライピーのお茶です。

バタフライピーには酸性で赤色、中性やアルカリ性では青〜緑色に変化する色素の一種・アントシアニンが含まれていますから、バンサミルクの色を再現するのにはうってつけ。

なお、作品の年代などによってバンサミルクの色合いや濃さは微妙に異なるようで、EP4やローグ・ワン、テーマランドでは薄めのスカイブルー系、EP2や公式レシピなどでは濃いめのアクアブルー系といった感じでおおむね2系統ある印象です。

天然色素の中では濃く鮮やかな色が出るとはいえ、不透明な液体に混ぜるとバタフライピーの鮮やかさは抑えられてしまうので、色合いは前者に寄せるのが良いかな?

参照:https://kosyohin.gsi.co.jp/ja/material/material707927963406334774.html

アントシアニンは中性〜弱アルカリ性でより赤みの少ない青になるため、アルカリ寄り(pH7〜8程度)の水でバタフライピーのお茶を抽出してあげれば、色のトーンも近づけられそうです。

日本の水質基準だと水道水のpHは5.8以上8.6以下と定められていますし、アルカリ寄りの水道水が出る地域はかなり多かったはず(水質データは地域の水道局などで公開されているので、あらかじめ確認しておくといいですね)。

住んでいる場所にはよりますが、水道水で抽出したバタフライピーティー+牛乳で問題なさそう。

さくっと方針が決まったので、今回も早速はじめていきましょう。

参考:https://toyokeizai.net/articles/-/438862

https://www.benriyasai.jp/hpgen/HPB/entries/4.html

http://www.jwwa.or.jp/mizu/index.html

ブルーミルクを作ってみよう

スター・ウォーズシリーズ|バタフライピーのブルーミルク

材料(2人分)

  • バタフライピーティーのブルーミルク用
  • pH7-8程度の水_200ml

  • 牛乳_100ml

  • バタフライピーのお茶_2包(1.5-2g入りティーバッグの場合)

  • 砂糖_お好みで

作り方

  • やかんなどで沸騰させた水をティーバッグに注ぎ、10-15分ほど抽出する
  • 1に牛乳を加え、しっかりかき混ぜれば完成。お好みで砂糖を加え、よく冷やして召し上がれ

食後のヒトコト

オリジナルトリロジーでルークを演じたマーク・ハミルによると、当時撮影で使われたブルーミルクは「油っこくて気持ち悪いほど甘い」ものだったそうですが、今回作ったものはクセもなく飲みやすい。

牛乳に混ぜるとバタフライピー特有の豆っぽい匂いが目立たなくなるので、ストレートのバタフライピーティーが苦手という人でもいけるんじゃないかなと思います。

着色料のようなビビッドカラーは難しいものの十分青く、「スターウォーズ世界の飲み物」という雰囲気を感じられそう。

なお、メリー・ポピンズの再現ドリンクと同じ要領でミルクとバタフライピーのお茶を層にしてあげれば、セパレートドリンク→ブルーミルクと変化する不思議なドリンクを味わえます。

一度で二度おいしいので、どうせならセパレートドリンク→ブルーミルクで楽しむのがおすすめ。

ご家族やお友達に出せば、何かと盛り上がりそうですね。

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宵闇

作者の心情や時代背景などを頭でっかちに考察しつつ、物語や歴史に登場する料理を作っています。お仕事のご依頼等については、お問い合わせフォームもしくはinfo@saigengohan.comよりどうぞ。

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