「Coq au Vin(コック・オ・ヴァン)」は、濃厚なワインベースのソースで鶏肉を煮込んだブルゴーニュ地方の家庭料理。もともとは硬い雄鶏の肉を柔らかく食べるためワインに漬け込んでから煮ていたそうで、ハーブでマリネした鶏の旨みに、赤ワインの風味豊かなソースが奥深く何とも贅沢なお味です。
ワインの産地発祥の料理であるため、土地で採れるピノ・ノワールなどを丸々ボトル1本分使って作るレシピも多いようですが、今回はおうちで少し気軽に作れるようアレンジ。
気軽に作れるとはいえ、お味はしっかり本格派! 美味しいワインとパンも用意してたっぷりと召し上がれ!
材料と作り方
フランスの鶏のワイン煮込み|コック・オ・ヴァン
材料(2-3人分)
鶏肉_ムネとモモ1枚ずつ(600g程度)
玉ねぎ_中1個
にんじん_中1/2本
マッシュルーム_6個程度
にんにく_1片
ベーコン_2枚(30g程度)
小麦粉_大さじ1
オリーブオイル_大さじ1
コンソメ_1個
水_1カップ
- マリネ用
赤ワイン_350ml(フルボディのワイン、カベルネ・ソーヴィニヨンなどがおすすめ)
ローリエ_1枚
☆タイム_小さじ1/2
☆パセリ_小さじ1/2
☆塩_小さじ1/2
☆こしょう_小さじ1/4程度
作り方
- マリネの準備
- 鶏肉はフォークで両面に穴を開け、大きめにカットしておく
- 大きめのボウルなどに鶏肉を入れて☆の材料をもみ込んだらローリエとにんじん、赤ワインを加え、少なくとも3時間以上冷蔵庫で漬ける
- 仕上げ
- にんじんは角切りにし、玉ねぎとにんにくはみじん切り、ベーコンは一口大にカットしておく
- 2をざるなどに上げ(マリネ液は煮込みに使うため取っておく)、鶏肉はキッチンペーパーで水分をよく拭き取って小麦粉をまぶしておく
- 深鍋でオリーブオイルを熱して中火で鶏肉の両面に焼き色がつくまで焼き、いったん取り出しておく(鍋は洗わずそのままで)
- ベーコンを加え、出てきた脂で鍋についた焦げをこそげながら炒める
- 玉ねぎとにんじん・にんにくを入れ、中火でしんなりするまで炒める
- マリネ液と水、コンソメも加えて鍋底の焦げを溶かしながら一煮立ちさせる
- 沸騰したらアクを取り、肉を戻して火を弱め、蓋はせず30-40分ほど煮込む
- ソースが程よく煮詰まってきたらマッシュルームを加え、10分ほど加熱すれば出来上がり
ポイント
- 今回は少なめのワインでも美味しく作れるようにしていますが、ミディアムボディやライトボディの赤ワインだとソースの色が少し悪くなってしまうことも……。ソースの色合いを良くし、より濃厚な味わいを楽しみたいならフルボディのワインを選ぶのがおすすめです。