島二郎さんの貝汁&カツカレー

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ちいかわ|島二郎さんの貝汁&カツカレー

なんか小さくてかわいい奴らによる、可愛くてちょっとシュールなナガノ先生の連載漫画『ちいかわ』。今回再現するのは、そんなちいかわの「島編」に登場した料理。島の漢・島二郎さんによる特製の貝汁&カレーです。

戦い疲れたちいかわちゃんを癒したボリュームたっぷりのカツカレーとアサリのお味噌汁のセットは、食べるたび元気が溢れる出るうンまいやつ。熱〜いところをハフハフっとどうぞ!

『ちいかわ』島編に登場する料理とは

「味自慢」島二郎さんの特製貝汁&カツカレー

白い皿の上のカツカレー

貝汁とカツカレーはナガノ先生の漫画『ちいかわ』で、「島編」として知られるエピソード中に登場した料理。

暴走したセイレーンちゃんとの戦いでハチワレちゃんやラッコ師匠たちを連れ去られ、一人ボロボロのちいかわちゃんが森の奥地にあるお店「島二郎」で食べることになる料理です。

戦いに疲れて気絶してしまったちいかわちゃんを介抱し、特製料理をサービスしてくれたのが店の主人である漢気あふれる島二郎さん。

湯気のたつ熱々の貝汁とカツカレーの組み合わせは本当に美味しそう。口にしたちいかわちゃんの表情からも、ほっと一息つける味なんだなというのが伝わってきます。

島編のラストでは貝汁&カレー(カツ有・ナシ)のレシピもお土産にもらっていたちいかわちゃんたち。

おうちでも島二郎さんのレシピでカレーを作るたび、色々あった島でのひとときを思い出すんでしょうね。

材料・調理法の考察

アサリとねぎのお味噌汁

そんな頼れる島の漢・島二郎さん特製の貝汁&カツカレーを再現すべく、今回もさっそく考察スタート。

まずは貝汁です。一般的に「貝汁」と呼ばれる際の貝はアサリを指しますし、島二郎さんの料理は昔ながらの食事処で出てくるような料理っぽい。

作者であるナガノ先生の食の好みも定番寄り&渋めなようなので、この貝汁はいわゆるアサリのお味噌汁だと思って間違い無いでしょう。

貝汁については、具にアサリとネギを加えたオーソドックスな味噌汁にサクッと決定。

お次はカツカレー。カツカレーも同じように、定番・正統派なタイプだろうなあという感じ。具材が溶け込んだソースタイプのカレーを大ぶりの豚カツにかけた、定食屋さんで出てきそうなカツカレーという雰囲気ですね。

そもそも味噌汁を添えている訳ですから、定食っぽい路線で間違いなさそう。昆布やかつおの出汁を隠し味に使って、ちょっと和風テイストを加えてもいいかもしれません。

決まり。今回は定番ど真ん中を目指し、オーソドックスなアサリのお味噌汁に古き良き時代の定食屋さんのようなカツカレーの組み合わせで作っていきましょう。

貝汁&カツカレーを作ってみよう

ちいかわ|島二郎さんの貝汁&カツカレー

材料(4人分)

  • カツカレー用
  • 玉ねぎ_中1個

  • にんじん_中1本

  • にんにく_1片

  • しょうが_1片

  • サラダ油_大さじ1/2

  • 酒_大さじ1

  • 顆粒の和風だし_小さじ1

  • 水_600ml

  • 市販のカレールウ_4皿分

  • 市販の冷凍トンカツ_4枚(揚げておく)

  • 福神漬け_お好みで

  • 炊き立てごはん_お好きなだけ

  • 貝汁用
  • 殻付きのアサリ_200g

  • 長ネギ_2cm分程度(小口切りにしておく)

  • 味噌_大さじ2

  • 顆粒の昆布だし_小さじ1/2

作り方

  • カレーソースの準備
  • 玉ねぎ・にんじん・しょうが・にんにくはすりおろすか、フードプロセッサーにかけて細かくしておく
  • 鍋でサラダ油をあたため、1の野菜を強めの中火で10-15分ほど炒める
  • 野菜の水分がなくなってまとまり、鍋底にきつね色のお焦げが付いてきたら水・酒・顆粒だしを加えて中火にかける
  • 3が沸騰してきたら火を弱め、10分ほど煮込む
  • 一旦火を止めてルウを溶かし入れ、再度弱火で10分ほど煮てとろみがついたら出来上がり
  • 貝汁の準備・仕上げ
  • アサリは砂出しをし、殻をこすり合わせるようにして洗っておく
  • 鍋に水とアサリ・顆粒の昆布だしを入れ、弱火にかける
  • 2が沸騰してきたらアクを取りつつ、アサリの口が開くまで加熱する
  • 一旦火を止め味噌を溶かし入れたら再度火をつけ、小ねぎを加えて完成
  • 皿にごはんを盛ってカレーをかけ、4等分ほどにカットしたカツと福神漬けを乗せたら貝汁も添えて召し上がれ!

食後のヒトコト

アサリと小ネギのお味噌汁

サクッと揚がった大ぶりな豚カツに、じっくり炒めた野菜の甘みとコクが溶け込んだカレーソースの組み合わせったらもう最高……。

カレーに加えた和風だし+お酒の和なアクセントで、アサリの旨みたっぷりなお味噌汁との相性も抜群です。

ほかほか湯気のたつ貝汁とボリューム満点なカツカレーで、ちいかわちゃんが元気を取り戻せたのも頷けるなあと。

三島皿の上に盛られたカツカレー

野菜をすり下ろしたり炒めたりの手間は普通のカレーよりちょっとかかりますが、ソース状のカレーは冷凍しても食感が損なわれず、美味しく食べられるのもいいところ。多めに作って冷凍しておけば、急にお腹が空いた時にもすぐ食べることができますね。

島二郎さんのカレーのようにカツカレーにするのはもちろん、唐揚げやコロッケなどお好みの揚げ物をプラスしてアレンジを楽しむのも良さそう。

ハフムシャっとしたうンまいものが食べたくなった時にも、ちいかわちゃんのように戦いの疲れを癒したい時にもぜひどうぞ!

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  • この記事を書いた人

宵闇

作者の心情や時代背景などを頭でっかちに考察しつつ、物語や歴史に登場する料理を作っています。お仕事のご依頼等については、お問い合わせフォームもしくはinfo@saigengohan.comよりどうぞ。

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