アメリカの感謝祭やクリスマスの定番サイドディッシュとして知られる「Green Bean Casserole(インゲンのキャセロール)」は、1955年にキャンベル社のテストキッチンスタッフだったドーカス・ライリーによって考案されたキャセロール料理。
現在ではロースト料理と一緒にいただく定番人気のサイドディッシュですが、インゲンのキャセロールがホリデーシーズンの常連となったのは、キャンベル社がレシピを自社製品のラベルにプリントしてからなんだそう。
キャンベルの濃縮スープ缶・クリームマッシュルームを使ったこちらは、今もしっかりと米国キャンベル社のレシピサイトに掲載中。
少ない材料で簡単に作れることから長く広く愛されており、アメリカにおける料理バイブル的なレシピ本『Joy of Cooking』でも取り上げられています。
今回はキャンベル社と『Joy of Cooking』のレシピを参考に、キャセロールに使うフライドオニオンの作り方もご紹介。市販のフライドオニオンを使えばさらに簡単ですが、焼き上げる際に焦げやすいのでここだけは手をかけてあげるのがおすすめです。
とろとろのクリームソースに甘みのあるインゲン、カリッと香ばしいフライドオニオンの組み合わせが絶妙。大きな器でたっぷり作れば、食卓に古き良きアメリカの雰囲気が漂うかも?
参考:https://www.campbellsoupcompany.com/newsroom/campbells-history/10-things-you-didnt-know-about-green-bean-casserole/
材料と作り方
アメリカンレトロな超有名・超簡単レシピ|インゲンのキャセロール
材料(4人分)
茹でたインゲン_300g程度(冷凍インゲンでOK)
キャンベルクリームマッシュルーム缶_1缶
牛乳_1/2カップ
こしょう_適量
- フライドオニオン用
玉ねぎ_1個
小麦粉_大さじ1+1/2(強力粉がおすすめ)
サラダ油_大さじ3-4杯程度
塩_少々
作り方
- フライドオニオンの準備
- 玉ねぎは縦半分に切ってから、繊維を断ち切るようスライスしておく
- 軽く塩を振って耐熱皿になるべく重ならないよう並べ、600Wのレンジで1分半ほど加熱する
- 粗熱が取れたらキッチンペーパーで水分を拭き取り、小麦粉をまんべんなくまぶす
- フライパンでサラダ油を温め、淡い狐色になるまで弱火で揚げ焼きすれば出来上がり(キャセロールに振りかけて焼くため、焼き色は付け過ぎないように)
- 仕上げ
- オーブンを180℃で予熱しておく
- 大きめのグラタン皿などにフライドオニオンの半量とキャセロールの材料を全て加え、よく混ぜる
- オーブンの上段にセットし、20-25分ほど焼く
- 一旦取り出し残りのフライドオニオンを散りばめ、5分ほど焼いてオニオンがかりっとすれば出来上がり