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アダムス・ファミリー|交霊会のおもてなし グランマの特製カナッペ

ちょっぴり怖いお化け一家を描いたホラーコメディ『アダムス・ファミリー』から再現するのは、グランマお手製のパーティー料理。

不気味で美味しいオードブルなら、ハロウィーンパーティー用にもぴったりです。

グランマお手製のパーティー料理とは

何の肉かは不明だけれど…不思議と美味しそうな臓物カナッペ!

お料理上手なグランマが交霊会パーティー用のごちそうとして作っていたのが、今回再現するカナッペです。

何らかの臓物がてらてらと怪しく光るオードブルは、不気味だけれどなぜだか不思議と美味しそう……。

ちなみに魔女のグランマが作るお手製料理は、他のシーンでも登場。

劇中ではうごめくタルタルステーキのようなお料理や、「“目玉が美味しい” スペシャル・ドゥ・ラ・メゾン」などの、恐ろしくも素晴らしい料理の数々を目にすることができますよ。

材料・調理法の考察

交霊会のシーンは一瞬なので何の臓物が使われているのかまでは分かりませんが、見た限りだと色々な種類の肉や内臓を取り混ぜている印象。

カナッペと似た前菜料理にはイタリアのブルスケッタやクロスティーニなどもありますが、劇中のセリフではしっかり「カナッペ」と言っているので、フランス風にもこだわりがありそうですね。

アダムス一家の美しいお母様・モーティシアはよくフランス語訛りで話しますから、その母であるグランマもフランス育ちということでいいのかな。

だとするなら、カナッペの具はフランスの肉料理の方向で。

ベタですが、ブッフ・ブルギニョンとレバーパテは良さそう。そこに、少しだけ変わり種の一品を加えてみましょうか。

割と自由なスタンスで、今回もさっそくスタートです。

特製カナッペを作ってみよう

アダムス・ファミリー|交霊会のおもてなし グランマの特製カナッペ

材料(4-5人分用)

  • グランマ特製ブッフ・ブルギニョン用
  • 牛すね肉_300g

  • ベーコン_2枚

  • 玉ねぎ_1/2個

  • セロリ_1/3本

  • にんにく_1片

  • 赤ワイン_300ml(フルボディがおすすめ)

  • 水_1カップ

  • トマトペースト_大さじ1

  • コンソメ_1/2個

  • ローリエ_1枚

  • タイム_ひとつまみ

  • 塩_ひとつまみ

  • こしょう_少々

  • バター_10g

  • 小麦粉_大さじ1

  • パセリ(トッピング用)_1/2枝分

  • 臓物たっぷりレバーパテ用
  • 鶏レバー_200g

  • 玉ねぎ_1/2個

  • マッシュルーム_4-5個

  • にんにく1/2片

  • バター_10g

  • 白ワイン_大さじ2

  • バルサミコ酢_大さじ1/2

  • ローズマリー_2つまみ

  • 塩_ひとつまみ

  • こしょう_少々

  • マーマレード(トッピング用)_お好みで

  • 漆黒の海藻で巻いたソーセージロール用
  • 合い挽き肉_150g

  • おにぎり用の海苔_3-4枚

  • 卵_1個

  • パン粉_1/2カップ

  • 粗挽き黒こしょう_小さじ1/4

  • 塩_ひとつまみ

  • ブラックオリーブ(トッピング用)_お好みで

  • その他の材料
  • カナッペの台にするパン_お好きなだけ(バゲットや、プンパーニッケル・フォルコンブロートなどのドイツパンがおすすめ)

作り方

  • ブッフ・ブルギニョンの準備
  • 耐熱容器にバターを入れて600Wのレンジに50秒ほどかけ、小麦粉を加えて練りブールマニエを作っておく
  • 牛肉は一口大、ベーコンは細切り、玉ねぎ・にんにく・セロリはみじん切りにしておく
  • 鍋でオリーブオイル(分量外)を温めベーコンを中火で焼いて油を出し、いったん取り出しておく
  • 同じ鍋で牛肉を強火で焼き、焼き色が付いたら取り出しておく
  • 玉ねぎ・にんにく・セロリを加え、中火で4-5分ほど炒める
  • 肉とベーコンを戻し、赤ワインと水を加えて中火で一煮立ちさせる
  • ローリエ・タイム・塩こしょうを加え、弱火にして2時間ほど煮込む
  • 1のブールマニエを溶かし入れ、さらに10分ほど煮込んでとろみがつけば出来上がり
  • レバーパテの準備
  • 玉ねぎ・にんにく・マッシュルームはスライスしておく
  • レバーは血などを洗い落として牛乳に30分ほど浸し、再度流水で洗って水気を切り、一口大に切っておく
  • フライパンでバターを熱し、1の野菜とレバーを加えて中火で5分ほど炒める
  • ローズマリー・白ワイン・バルサミコ酢を加え、10分ほど炒めて水分を飛ばす
  • 塩こしょうを加えて味を整え、粗熱が取れたらフードプロセッサーなどで滑らかになるまで撹拌する
  • 冷蔵庫で1時間ほど冷やせば出来上がり
  • ソーセージロールの準備
  • ボウルに卵を割り入れてほぐし、ひき肉・パン粉・粗挽きこしょう・塩を加えてよく練る
  • まな板の上にラップを敷き、海苔の上を覆うように1のひき肉ダネを薄く広げる
  • 5分ほど置いて海苔がしんなりしたら、海苔巻きの要領でくるくると巻く
  • フライパンでサラダ油(分量外)を熱し、巻き終わりを下にして中火で3-4分→両サイドを2分ずつほど焼く
  • 最後に転がしながら全体を3-4分ほど加熱し、焼き色がつけば出来上がり
  • 仕上げ
  • バゲットやプンパーニッケルは食べやすいサイズにカットし、軽くトーストしておく
  • ブッフ・ブルギニョンの水気を軽く切ってパンに乗せ、みじん切りにしたパセリを散らす
  • レバーパテは厚めにパンに塗り、マーマレードを乗せる
  • ソーセージロールは輪切りにし、みじん切りにしたオリーブを乗せる
  • 大皿などに盛り合わせれば完成。不気味に楽しく召し上がれ!

ポイント

  • ソーセージロールのうずまきをしっかり出したいなら、ひき肉ダネをできるだけ薄く塗り広げ、隙間なくきつめに巻き上げましょう

食後のヒトコト

時間をかけてじっくり煮込んだブッフ・ブルギニョンは、しっかりした赤ワインのコクで濃厚な味わい。

鶏レバーにマッシュルームのうま味を加えたレバーパテは、ママレードのアクセントも効いてまろやか。あと引くお味です。

ブラックペッパーを効かせたソーセージロールも海苔の風味で香ばしく、食欲をそそります。

和なイメージの海苔ですが、意外に洋の味付けでも違和感ないですね。ダークな色味もプラスしてくれて一石二鳥。

お肉と臓物たっぷりで、美味しくも怪しい印象になったかな?

Netflixでは近々、一家の長女・ウェンズデーが主人公のスピンオフドラマが公開されますね。

ティム・バートンが監督と製作総指揮を務めるとのことで、配信がとても楽しみです。

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  • この記事を書いた人

宵闇

作者の心情や時代背景などを頭でっかちに考察しつつ、物語や歴史に登場する料理を作っています。お仕事のご依頼等については、お問い合わせフォームもしくはinfo@saigengohan.comよりどうぞ。

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