シンプルなパンのスープ「カポン・デ・ガレラ」

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ガスパチョの元祖?!|シンプルなパンのスープ「カポン・デ・ガレラ」

「Capón dé Galera(カポン・デ・ガレラ)」は、スペインやポルトガル料理として知られる冷たい野菜スープ、ガスパチョの一種。

ガスパチョというと、トマトベースのスープにきゅうりやピーマンなどの野菜が入った冷製スープをイメージしますが、トマトが一般に普及するようになった19世紀以前のガスパチョにはこれらの野菜などは入っていなかったとのこと。

古くなったパンにニンニク、オリーブオイルにお酢と塩こしょうくらいの材料で作られるこのカポン・デ・ガレラのように、ごくシンプルなものだったそうです。

ちなみに今回のカポン・デ・ガレラのレシピは18世紀の王室付き菓子職人、フアン・デ・ラ・マタによる料理の手引き書『Arte de repostería』からヒントを得たもの。

スペイン国王フェリペ5世・フェルナンド6世に仕えた彼のレシピを参考に作ったスープは、シンプルながらアンチョビが味のアクセントになっていて、なかなか奥深い味わいに仕上がりますよ。

材料と作り方

シンプルなパンのスープ「カポン・デ・ガレラ」

Recipe by 宵闇

材料

  • 食パン_2枚(6枚切りの場合)

  • ニンニク_1/2片

  • 水_300ml

  • オリーブオイル_大さじ1

  • お酢_小さじ2

  • アンチョビペースト_2cm分程度(ナンプラー小さじ1で代用しても)

  • 塩_ひとつまみ

  • ブラックペッパー_適量

作り方

  • 食パンはちぎって水に浸しておく
  • ブレンダーやミキサーに材料を全て加え、滑らかになるまでよく撹拌する
  • 塩こしょうで味を整えたら出来上がり。通常のガスパチョと同様に、冷たくしていただくのがおすすめです。

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宵闇

作者の心情や時代背景などを頭でっかちに考察しつつ、物語や歴史に登場する料理を作っています。お仕事のご依頼等については、お問い合わせフォームもしくはinfo@saigengohan.comよりどうぞ。

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