今回はディズニーシーで人気のクリーム系スープ、ニューイングランド風シーフードチャウダーを再現。
アサリの出汁とコンソメ、ダブルの旨味にミルクのコク、ぷりぷりのシーフードも加わったスープはとても贅沢なお味です。パークの人気フードでおうちディズニー気分を味わいたい時にぜひどうぞ!
ディズニーシーで味わえるシーフードチャウダーとは
海の幸がたっぷり!ミルクベースのシーフードスープ
ディズニーシーのテーマエリアの一つ、アメリカンウォーターフロントにある「ケープコッド・クックオフ」とマーメイドラグーン内「セバスチャンのカリプソキッチン」、2ヶ所のレストランで食べることのできるシーフードチャウダーは、パークに来たら絶対に食べる! という人も多い人気のスープ。
あつあつのクリーム系スープなので冷え込む冬場はもちろん、季節を問わずおかわりする人・もっと大きなサイズを希望する人もいる人気メニューです。
シーフードチャウダーはミッキーシェイプのクルトンを添えたカップ入りのほか、食べ歩きにぴったりなブレッドコーン入りタイプもたびたび販売されている様子。
クリーム系のスープやシチューって年齢などを問わず好まれやすい印象がありますが、幅広い層から愛されるメニューなんだなあというのが伝わってきますよね。
参考:https://www.tokyodisneyresort.jp/food/1003/
https://www.tokyodisneyresort.jp/food/396/
材料・調理法の考察
ディズニーシーのチャウダーはエビなどのシーフードがたっぷり入った「シーフードチャウダー」ですが、チャウダーと言ったらポピュラーなのは、やはり「Clam(クラム/アサリやハマグリなどの二枚貝)」を使った「クラムチャウダー」でしょう。
よく知られるクラムチャウダーにはトマトベースのマンハッタン風と、ミルクを加えたニューイングランド風の主に2つのタイプがあり、ディズニーシーの2つのシーフードチャウダーは後者のニューイングランド風。
ケープコッド・クックオフのチャウダーは「ニューイングランド・シーフードチャウダー」ですから、名前からして間違いないですよね。
このクラムチャウダー、日本だとクリーム系スープの一種という以上の意味は持たないと思いますが、本場であるアメリカではかなり熱心なファンも多いスープ。
全米各地では毎年、ベストなクラムチャウダーを決めるためのコンテストや、味自慢のレストランが多数集まるフェスティバルがいくつも開催されているほどで、その関心の高さが伺えます。
そういえばディズニーシーのケープコッド・クックオフのバックストーリーも、小さな漁村のタウンホールで開催中の「cook-off(料理コンテスト)」で入賞を果たしたお料理の数々を味わう……というもの。
コンテストを勝ち抜いたとびきりの一品ということであれば、シーのチャウダーが美味しいのも当然という訳ですね。
ちなみにパークで提供されているシーフードチャウダーのレシピは公開されていないようですが、ディズニーシーにある和食スタイルのレストラン「レストラン櫻」で食べることのできる「チャーリー特製味噌クラムチャウダー」のレシピはディズニーリゾート初の公式レシピ本や、公式ブログで知ることができたりします。
こちらは味噌で風味をつけた和テイストのクラムチャウダーではあるものの、材料や作り方を見るとベースは極めてオーソドックスなクラムチャウダーだなという感じ。
味噌クラムチャウダーもディズニーシー内で提供されているフードなので、基本の材料や作り方については共通点がありそうです。
ではでは早速、チャーリーさんのクラムチャウダーに入っている具材や調味料などをチェック。
レシピを確認してみると、チャーリー氏のチャウダーにはアサリや貝の小柱に玉ねぎ・にんじん・セロリ・ベーコンといったチャウダーでよく使われる具材、さらに和を感じさせるしいたけが入っているのがポイントのよう。
味噌としいたけが入っている他はごくごく一般的なクラムチャウダーですが、こちらのレシピには出汁としてチキンブイヨンのほか、貝のスープを煮詰めたシークラムジュースが使われているのも特徴的。
チキンと貝のダブル出汁に、たっぷりの牛乳とクリームも加えてコクを出している……という訳ですね。ヒントがつかめてきました。
ただ貝の素晴らしい旨味が加わるとはいえ、家庭料理用にシークラムジュースを用意するのはちょっと現実的ではないので、今回はアサリ缶を採用。缶を開けたら汁ごと入れ、貝の旨味をプラスしちゃいましょう。
それから、忘れちゃいけないのがスープに添えるミッキー型のクルトン。一般的なチャウダーにはクラッカーを添えるのがお決まりですが、パークフードらしさを出すなら、やっぱりミッキーシェイプは欠かせません。
とはいえ、特に型などを買い揃える必要はなし。ミッキーシェイプのクルトンはある方法で簡単に作れますから、詳しくはレシピでご確認くださいね。
参考:https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/restaurant/detail/446/
https://chowderfest.com/
https://ncmaritimemuseumbeaufort.com/event/12th-annual-clam-chowder-cook-off/
https://www.santacruz.org/upcoming-event/43rd-annual-clam-chowder-cook-off/
ニューイングランド風シーフードチャウダーを作ってみよう
ディズニーパークの人気スープ|ニューイングランド風シーフードチャウダー
クルトンの型抜きに円形のクッキー型や野菜の抜き型が大小2つ必要です
材料(4人分)
冷凍シーフードミックス_200g(エビやホタテが入っているタイプがおすすめ)
アサリ缶_1缶(100g程度)
じゃがいも_中1個
にんじん_1/2本
セロリ_1/2本
玉ねぎ_1/4個
マッシュルーム_3-4個
にんにく_1片
ベーコン_2-3枚(50g程度)
牛乳_2カップ
水_1カップ
生クリーム_1/2カップ(無ければバター10g+牛乳1/2カップを追加してもOK)
バター_20g
小麦粉_大さじ3
コンソメキューブ_1個
塩こしょう_適量
- クルトン用
食パン_お好みで(8枚切りがおすすめ)
作り方
- クルトンの準備
- 食パンを型で抜き、大きな円1つと小さな円2つの組み合わせを作る
- トースターで軽く焦げ目がつくまで焼き、粗熱を取っておく
- シーフードチャウダーの準備
- シーフードミックスは塩水(1カップの水に対して塩小さじ1杯)に30分ほど浸けて解凍し、ザルに上げ水気を切っておく
- 玉ねぎ・にんにくはみじん切り、マッシュルームは薄切り、にんじん・じゃがいも・セロリ・ベーコンは1cm大の角切りにしておく
- 鍋で少量のオリーブオイル(分量外)を温め、弱火でベーコンを炒める
- ベーコンから油と香りが出てきたら、玉ねぎ・にんにく・にんじん・じゃがいも・セロリを加えて中火で炒める
- じゃがいもの表面に透明感が出てきたら弱火に落としてバターと小麦粉を加え、粉気がなくなるまで2-3分ほど炒める
- マッシュルーム・汁ごとのアサリ缶・水・牛乳・コンソメを加えて中火にかける
- 沸騰したら弱火に落とし、15分ほど煮る
- とろみが出てきたら生クリームとシーフードミックスを加えて5分ほど加熱し、塩こしょうで味を整えて出来上がり。クルトンを添え、パークフード気分で召し上がれ!
食後のヒトコト
コンソメと貝の出汁、ダブルの旨味が溶け込んだミルクベースのスープはコクがありまろやかで、大変リッチな味わい。さっと熱を通して仕上げたぷりぷりのエビやホタテにたっぷり加えた野菜も食べ応えがあって、ごちそうスープといった感じです。
ミッキーの顔と耳に見立てて並べたクルトンで、さらに楽しさもプラス。ちょっとした工夫で魔法がかかりますね。
もちろんパークでの食事には敵わないけれど、少ない煮込み時間で特別感のあるごはんが出来上がるのもいいところ。お子さん向けのメニューとしてもおすすめですよ!