人日の節句の本日は、七草粥ならぬ七草スープの「七样羹」で夕食を。
七草粥については、7種類の若菜を入れた七種菜羹という汁物で無病息災を願う中国の風習に由来する……という説がありますが、発祥の地である中国の潮州や梅州、また福建省の南部などでは今でも7種類の野菜を入れた七样羹(七样菜、七宝羹とも)というスープを旧暦の正月七日に食べる習慣があるそう。

この七样羹、日本の七草粥のように決まった野草や野菜を使うわけではなく、具材は地域や家庭によってさまざまです。
セロリやケール、キャベツ、葉にんにく、菜花、ほうれん草、香菜(パクチー)、からし菜などを使ったり、野菜だけでなく、豚肉やイカ、干しエビなどを加えて作る場合もあるとのこと。
特にこれといった決まりはないため、今回はお正月の残りの三つ葉など手近にあった野菜を使っていますが、セロリやねぎは賢さ、からし菜は長寿に良いとされる野菜。せっかくなら験を担いでもいいかもしれませんね。