今回再現するのは、幸運な人だけがたどり着けるという不思議な駄菓子屋・銭天堂(ぜにてんどう)のお菓子のひとつ。
虹色の水あめを思わせるゼリーで、心洗われる素敵なおやつの時間を楽しみましょう。
虹色水あめとは
招き猫さんたちのお墨付き!食べると心が洗われる不思議な水あめ
美術大学を目指す女の子・まどかさんが手にした「虹色水あめ」は原作4巻、アニメの19〜20話に登場する水あめのお菓子です。
赤は甘くて情熱的な味、橙色はさっぱりした味、若葉色は爽やかな味……と、付属の変化液を垂らすごとに色と味が変わり、食べれば心が洗われる水あめに心惹かれた人も多いはず。
虹色水あめは偕成社の銭天堂公式サイトで見られる、読者が選んだ銭天堂の駄菓子人気ランキングでも堂々の一位にランクインするほど人気。
銭天堂の地下にある工房で働く金色の招き猫さんたちも、あれは傑作だったとお墨付きの一品ですよ。
参考:https://www.kaiseisha.co.jp/special/zenitendo/dagashi/
材料・作り方の考察
さてさて。物語に登場する水あめの最高の状態、虹色の再現は赤・黄・青のかき氷シロップを使えば問題なくできますが、水あめって粘性が高いのでとっても扱いにくい……。
正直、気軽に作って食べられるお菓子にはなりにくいので、ちょっと方向転換を。
水あめのようにとろけるクラッシュゼリーで、虹色の水あめを再現してみましょう。
これならおやつとしてより美味しく食べられるだけでなく、お子さんと一緒に作りやすい。
シロップの混色は色の三原色を学ぶ機会づくりにもなりますし、何より楽しいのでお休みの日のおやつにもぴったり。
方向性が固まったので、今回もさっそくスタートです。
虹色水あめ風ゼリーを作ってみよう
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂|虹色水あめ風きらきらゼリー
プラカップなどの透明な容器が6個あると作業が楽です
材料(容量150MLの型2つ分)
- 虹色水あめ風ゼリー用
水_200ml
赤・黄・青のかき氷シロップ_それぞれ大さじ1ずつ
ゼラチン_5g(大さじ2の水でふやかしておく)
- 変化液用
レモン果汁_お好みで
作り方
- プラカップなどの透明な容器3個に、赤・黄・青のかき氷シロップをそれぞれ注いでおく
- 1のプラカップから色を少しずつ取り、黄+赤=オレンジ、黄+青=緑、赤+青=紫の組み合わせで合計6色のシロップを作る
- 耐熱ボウルなどにゼラチンと水を入れ、600Wのレンジで1分ほど加熱して溶かしゼリー液を作る
- ゼリー液がある程度冷めたら6等分してカップに注いでよく混ぜ、冷蔵庫で冷やし固める
- フォークを使ってカップの中でゼリーを細かく砕き、紫→青→緑→黄→橙→赤の順で、1色ずつ層になるよう盛り付ければ出来上がり。お好みでレモン汁の変化液をかけて召し上がれ
ポイント
- 赤と橙の差が出にくいので、橙色を作る場合は黄色多め、赤は気持ち少なめで作るのがおすすめです。
食後のヒトコト
一色ずつゼリー液を流し、冷やし固める作業を繰り返してグラデーションを作る方法もありますが、クラッシュゼリーだと時間をかけずグラデーションを作れていいですね。きれいなレインボーカラーのゼリーが出来上がりました。
かき氷シロップの混色だと桃色を作るのが難しいため今回は6色の虹となりましたが、西洋の虹は6色なのでこれはこれで……。
層ごとに食べればブルーハワイやイチゴシロップの味を楽しめますし、ミックスするのも駄菓子風でなかなか美味しい。
ただし、かなり甘めの仕上がりではあるので、大人は特にレモン汁の変化液をたっぷりめに加えると美味しく召し上がれると思います。
作ってすぐにグラデーションが崩れてしまうことはありませんが、ゆるめのゼリーですから冷蔵庫にあまり長く置かず、虹色がきれいなうちにいただくのがおすすめ。
幸せな気持ちを味わいつつ、ご家族や大切なお友達と一緒に楽しく召し上がれ!