本日のスープはレンズ豆たっぷりのトルコのスープ、「Ezogelin çorbası(花嫁エゾのスープ)」。
20世紀のはじめにトルコ南東部の村に住んでいた、エゾという名の女性が作ったものとされるスープです。
起源については諸説あるようですが、姑のいじめや夫の浮気にお悩みだったエゾさん(美人だったらしい)が家族仲が上手くいくようにとの願いを込めたものがはじまりという伝承が多いよう。
今でも結婚前の花嫁さんを送り出す際に作られるんだそうです。
たっぷりの豆が入って食べ応えがあり、コンソメなどは加えていないのにコクもしっかり。
冬によく食べられるそうですが、ミントやレモンのさっぱり味で食欲が出にくい夏にも良さそうです。
材料と作り方
トルコのレンズ豆スープ|花嫁エゾのスープ
材料(2-3人分)
- スープベース用
水_1L
赤レンズ豆_1カップ
米_大さじ2
押し麦_大さじ1
塩_小さじ1/4
- ミントソース用
にんじん_1/2本
玉ねぎ_1/4個
トマトペースト_大さじ1
オリーブオイル_大さじ1/2
ドライミント_小さじ1/2
チリペッパー_お好みで
レモン果汁_お好みで
作り方
- スープベースの準備
- 鍋で水を沸かし、塩と洗ったレンズ豆・米・麦を加えて30分ほど柔らかくなるまで煮る
- ミントソースの準備
- 玉ねぎはみじん切り、にんじんはおろし金などですりおろしておく
- 小さめのフライパンなどでオリーブオイルを熱し、玉ねぎを炒める
- 玉ねぎがしんなりして透明感が出たら、ミントとトマトペースト・にんじんを加えて2-3分ほど炒める
- 仕上げ
- 鍋にミントソースを加え、15分ほど煮れば出来上がり(濃すぎるようなら水を追加して濃度を調整)。必要なら塩で味を整え、チリペッパーとレモンを加えて召し上がれ