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コンスタンティン|グリーシースプーンな朝食っぽい軽食

終夜営業らしき屋台でコンスタンティンが食べていたのは、シロップたっぷりのパンケーキ。

かりかりベーコンにスクランブルエッグも添えた、いかにもアメリカンな朝食メニューを夜中に食べれば場末のダイナー気分を味わえるかも?

終夜営業のダイナーで二人が食べていたのは?

シロップたっぷりパンケーキの朝食っぽい軽食

この食事が登場するのは刑事アンジェラの双子の妹の死の真相を知るため、コンスタンティンが死後の世界を探りに行くシーンの後でのこと。

死後の世界へのダイブには肉体的・精神的なエネルギーを多く使うためか、「何か食べないと……」とつぶやくコンスタンティン。

そこで二人が向かった屋台で出されていたメニューが、今回再現する食事です。

お店の大きな鉄板グリルでじゅうじゅう焼ける卵とベーコンを前に二人が食べていたのは、シロップたっぷりのパンケーキ。

場面は夜ですが、アメリカのダイナーでは一日中朝食メニューを出すお店も少なくないので、夜でも朝ごはんっぽいラインナップなんでしょうね。

材料・調理法の考察

ところで本作を鑑賞済みの皆様におかれましては、「『コンスタンティン』に食事のシーンなんてあったっけ?」と思われている方も多いのでは?

それもそのはず。ダイナーのシーンで食べ物は確かに登場しているけれど、コンスタンティンがこれを口にしているところって、実は映されていないんですよね。

彼、パンケーキを切ったりお皿に寄せたりフォークでつついたりはしているんですが、一向に食べる気配なし。

画面外では食べているんでしょうが、確認できる限りだとコンスタンティンが劇中で口にするのは酒とタバコのみ……。

コンスタンティン愛飲の酒として、アイラモルトのアードベッグは有名ですね。

天界と地獄を行き来し、ある意味半分死んでいるような彼なので、「生」やエネルギーを象徴する食べ物とは縁遠いからかなあと。

ちょっとしたことですが、意外に意味の込められたシーンなのかもしれません。

それはそうと、劇中で彼らがパンケーキを食べていた屋台形式のダイナーは、「Greasy spoon(グリーシースプーン=ぎとぎとしたスプーン)」と呼ばれる類のお店。

グリーシースプーンには「安食堂」的なニュアンスがあり、多くは昔ながらの(ヘルシー志向とは無縁の)メニューを提供する小さなダイナーがそれに当てはまるようです。

となれば、再現するのも当然トラディショナルなパンケーキ一択。

これにアメリカ人の大好物・かりかりベーコンと、劇中で作られていたような鉄板の上で割りほぐしただけのラフなスクランブルエッグを添えれば完璧ですね。

さくっと決まったので、今回もさっそく調理をはじめていきましょう。

参考:https://www.dictionary.com/browse/greasy-spoon

https://ny.eater.com/2013/7/15/6403323/a-greasy-spoon-primer-from-sietsema

グリーシースプーンな軽食を作ってみよう

コンスタンティン|グリーシースプーンな朝食っぽい軽食

材料(2人分)

  • パンケーキ用
  • 薄力粉_50g

  • 強力粉_50g

  • 卵_1個

  • 牛乳_1/2カップ

  • サラダ油_大さじ1

  • 砂糖_大さじ1

  • ベーキングパウダー_小さじ3

  • 塩_ひとつまみ

  • メープルシロップ_お好みで

  • その他の材料
  • ベーコン_4枚

  • 卵_2個

  • 塩こしょう_適量

作り方

  • かりかりベーコンの準備
  • 天板にオーブンペーパーを敷き、ベーコンを乗せて180℃のオーブン(予熱なし)で20分ほど焼く
  • 好みの焼き加減になったらキッチンペーパー等に上げ、油分を拭き取って冷ましておく
  • パンケーキの準備
  • 大きめのボウルに小麦粉・ベーキングパウダー・砂糖・塩を入れよく混ぜておく
  • 別の器で卵を溶きほぐし、牛乳・サラダ油と合わせておく
  • 1に2の卵液を加え、泡立て器などでダマがなくなるまで攪拌する
  • フライパンにサラダ油を薄く引き、お玉1杯分(50ml程度)の生地を流して10cm大に広げ、弱火で2分-2分半ほど加熱する
  • 生地全体にふつふつと気泡が出てフチが固まってきたら裏に返し、さらに弱火で2分ほど火を通せば出来上がり
  • スクランブルエッグの準備
  • パンケーキを焼いたフライパンでバターを温め、バターが溶けたら卵を直接割り入れる
  • ヘラなどで卵を割りほぐし、白身と黄身を素早く混ぜながら中火で1-2分ほど加熱する
  • 火から下ろし、塩こしょうを軽く振れば完成(予熱で火が入るため、気持ちゆるめに作るのがおすすめ)
  • 仕上げ
  • 平皿などにパンケーキ・ベーコン・スクランブルエッグを盛り付け、たっぷりのシロップをかけて召し上がれ

食後のヒトコト

卵料理に燻製肉の組み合わせは先日作った、『ロイヤル・ナイト』のイングリッシュブレックファストとそう変わるものではないはずなんですが、印象かなり違いますよね。

今回と正反対のロイヤルな朝食はこちら
ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出|王女殿下といただくイングリッシュ・ブレックファスト

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中力粉で作るアメリカのパンケーキに倣って薄力粉+強力粉で作ったパンケーキはふんわりしていますが、しっかり食べごたえのある仕上がりです。

シロップたっぷりのパンケーキに、存在感のある大きめベーコンでアメリカンな感じ。

ボリュームがあって、お腹にがつーんと溜まります。劇中でコンスタンティンが一向にパンケーキを口に入れないのにやきもきしていましたが、食べたら確実に元気出るだろうなあ。

現在制作中の続編でコンスタンティンが何か食べていたらちょっと面白いなと思いながら、今回もごちそうさまでした。

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  • この記事を書いた人

宵闇

作者の心情や時代背景などを頭でっかちに考察しつつ、物語や歴史に登場する料理を作っています。お仕事のご依頼等については、お問い合わせフォームもしくはinfo@saigengohan.comよりどうぞ。

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